ハンドメイドマーケットプレイスで見つけた素敵な作家さんのページからブランド作りのヒントを探っていきます。シリーズの導入はこちらのブログをご覧ください。
minneに出品している作家さん、「sio」さんと「mochif」さんのページにスマホでお邪魔させていただきました。
◇ ターゲットを意識すると、統一感がアップします
まずは「sio」さんのギャラリーです。パッと見ただけで、ターゲットが想像できます。入園や入学を控えたお子さんを持つお母さんやそういったお子さんへのギフトを探す人がターゲットです。アイテムは巾着、レッスンバッグなど、子どもが使うものに絞られ、カラーリングとアップリケは男の子用、女の子用、両方用の3アソート。また、写真の背景にフラッグやアルファベットなどの楽しい要素を加えることで、新しい生活を迎える子どもたちの楽しい未来が想像できます。この統一感の根幹にあるのがターゲット設定です。
ハンドメイド作家さんのカテゴリーの中でも、布雑貨を作る作家さんはたくさんいます。作りたいものが次々と溢れ、あれも、これも、と作りたくなるかも知れません。しかし一つ一つの作品のクオリティは高くても、それらをギャラリーに並べていくと、雑多な印象になってしまう可能性があります。ターゲットがしっかりと定まった作品群はそれだけで統一感があり、ターゲットに刺さりやすく、目に止まる可能性がグッと上がります。
◇ 世界観の統一と変化感
次に「mochif」さんのギャラリーです。アクセサリーが並びます。こちらは画面から、ナチュラルでガーリーな世界観を感じ取ることがでます。ターゲットは先ほどの「sio」さんより広く、こういった世界観が好きな女性です。「mochif」さんのプロフィールに「四季折々のモチーフを小さなアクセサリーにしてお届けしています」とあります。よく見ると、木の葉、りんご、あじさいなど、季節の変化に合わせてモチーフが変化しています。1画面に別の季節が混在しないような作品数にし、群で見せるテクニックも絶妙です。世界観を維持しながら、変化を持たせていけば、ターゲットは次の作品が楽しみになりますし、リピーターになる可能性が高まります。つまり、ファンができます。このような工夫はブランドを作り、ブランドを成長させます。
◇ 今回見つけたブランド作りのヒント
① ターゲットを意識するだけで、ページの統一感がアップする。
② 世界観を維持しながら、その中で変化を持たせるとファンができる。
そして何と!「sio」さんと「mochif」さんは同じ作家さんが手掛けるブランドなんです。作品、世界観、ターゲットが違う2つのブランドを両立させるには、かなりの器用さが必要です。しかし、ブランドを維持しながら溢れる創造力を存分に発揮するなら、「ブランドをわける」というのも一つの手ですね。ということで最後に加えます。
③ いろいろな作品を作るなら、ブランドを分けて、それぞれの世界観を守る。
*当ブログは作家さんに掲載の確認をした上で執筆しています。
「sio」さん
「mochif」さん
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