03 文章で魅せるブランド作り

ハンドメイドマーケットプレイスで見つけた素敵な作家さんのページからブランド作りのヒントを探っていきます。シリーズの導入はこちらのブログをご覧ください。

Creemaに出品している作家さん、「te ao te po candle」さんのページにスマホでお邪魔させていただきました。

          

◇ プロフィール文でお客様の心を動かすことができます

          

「te ao te po candle」さんのCreemaの販売中作品一覧とプロフィール

          

数あるハンドメイド作品の中でキャンドルに目を止める時、その人はどんな気持ちでしょうか。「リラックスしたい」「癒されたい」「気分転換したい」「インテリアとして飾りたい」などなど。少しだけ「特別な時間や体験」を求めていることが多いのではないでしょうか。そんな気持ちの時に「te ao te po candle」さんの美しい色が優しく溶け合ったキャンドルを見つけたら、うっとりと眺めてしまうと思います。そして、プロフィール欄を見ると、まさに今の気持ち、求めていることが素敵な表現で書いてあります。具体的な使用シーンだけでなく、「何が特別なのか」ということが、しっかりと書かれています。作品に込めている思いやコンセプト、材料へのこだわりなどです。このキャンドルを手にしたら、特別な時間が持てるだろうなと思えます。ちょっと眺めているだけだったお客様が「買ってみようかな」と思うかも知れません。プロフィール文が丁寧に記載されていると、お客様が作品の使用シーンをイメージしやすく、購入への後押しになります。

                     

◇ 作品ひとつひとつにあるストーリーが”選ぶ理由”になり、作品の特別感を生み出します

                     

春の季語キャンドル【春惜しむ】と作品紹介

                     

「te ao te po candle」さんの作品の中に、「春の季語キャンドル」シリーズという作品があります。「春を告げる日本語から連想した和の色を閉じ込めたキャンドル」というコンセプトです。こちらはその中の「春惜しむ」という作品。作品紹介文の中に作品の背景にあるストーリーが書かれていました。

春が深まり、晩春から初夏へと移り変わる寸前、新芽が優しい色合いで太陽に照り映える春の色を閉じ込めました。

Creeema 「te ao te po candle」 春の季語キャンドル【春惜しむ】より

ハンドメイド作家さんの作品を購入するお客様は大量生産された商品にはない特別感を求めています。キャンドルという「特別な時間や体験」を求めるアイテムであれば尚更です。作品の美しさやクオリティだけではなく、作品ひとつひとつに素敵なタイトルとストーリーがあれば、お客様はその部分も吟味して、自分だけの特別な作品を選ぶことができます。

                

◇ 文章で魅せることもブランド作りになります

     

「te ao te po candle」さんのページは作品だけでなく、文章でも魅せる工夫がされていました。プロフィール文や作品紹介文から、ブランドのコンセプトがしっかりと伝わります。お客様はその背景に思いを巡らせながら、愛着を持って作品を使用することができます。このように、作品のクオリティが高いことはもちろん、それを伝える文章がきちんと作り込まれていることは、ブランドとしての価値を高めます。

    

◇ 今回見つけたブランド作りのヒント     

① プロフィール文でお客様の気持ちを動かすことができる。

② 作品のひとつひとつにタイトルとストーリーがあると作品の特別感がアップし、”選ぶ理由”になる。

③ 文章で魅せることもブランド作りになる。

    

*当ブログは作家さんに掲載の確認をした上で執筆しています。

    

「te ao te po candle」さん

https://www.creema.jp/c/te_ao_te_po

https://www.te-ao-te-po.com/

         

                      

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